皆さんこんにちは。相続スタッフの成田です。
7月1日に2024年の路線価が国税庁より発表されましたね。新聞やテレビでも路線価について大きく取り上げられています。
出典:日本経済新聞
国税庁が発表した令和6年分の路線価(1月1日時点)によると、神奈川県内の標準宅地の評価基準額の対前年変動率は3.6%のプラスとなり、3年連続での増加となりました。さらに、2年連続で18税務署すべての地点で最高路線価が上昇しました。この上昇の要因として、新型コロナウイルス禍からの人流回復や商業施設の活況、都心へのアクセスの良さからの住宅需要の増加が挙げられています。
県内で最高路線価となったのは、横浜駅西口バスターミナル前通り(横浜市西区)で、1平方メートル当たり前年比1.0%増の1696万円となりました。この地点は全国都道府県庁所在都市の最高路線価の順位でも5年連続で3位を維持しています。
その他の上昇地点として、川崎駅東口広場通り(川崎市川崎区)が606万円、市道高島台107号線(横浜市神奈川区)が404万円と続いています。上昇率1位は二俣川駅南口駅前通り(横浜市旭区)で15.9%、2位は鎌倉駅東口駅前通り(鎌倉市小町)で14.3%でした。
神奈川県内の路線価をみると、商業施設や住宅需要の高まりが路線価の上昇に寄与していることが分かります。新型コロナウイルスの影響からの回復もあり、人々の移動や商業活動が活発化していることが背景にあります。横浜駅西口のバスターミナル前通りが高評価を受けているのは、周辺のインフラ整備や商業施設の充実が進んでいるためです。今後もこの地域の発展が期待され、さらなる投資需要が見込まれます。
神奈川県内の不動産市場は、都心へのアクセスの良さと商業施設の発展がポイントとなっており、これらの要因が引き続き地域の魅力を高め、路線価の上昇につながりそうですね。特に、二俣川駅南口や鎌倉駅東口のような地域では、インフラの整備や訪日外国人客の増加が今後の成長を促進する要素となっています。
路線価が上昇すると、心配になるのが相続税の負担増です。
神奈川幸せ相続相談センターでは、相続した不動産についてのお悩みを受け付けております。ぜひお気軽にお問合せください。